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教師が変わる.授業が変わる.子どもが変わる


   

第36回活動報告 お手紙/大造じいさんとガン/手袋を買いに


今回は、8人の参加があり国語の教材を模擬授業しました。
その代わり、黄色いバケツを例にして、国語の授業方法をじっくり話し合いました。
大造じいさんガンについても、大事な場面を探しました。

河島先生より  自分で考え、学ぶ(ピンポン型学習からバレーボール型学習へ)

 ピンポン型学習は、教師と子どもとの一問一答形式の学習です。
バレーボール型学習は、発言をボールに見立てます。発言が単発に終わらず、
レシーブしたり、トスしたり、アタックしたりして複数の子どもたちがつなぐことで
より良い考えへと高まっていきます。

 そうした理想を具体的にどのように授業で表現するかを誰もが知りたがっています。
それには、教材をよく知ることとともに、指導方法を学ばなければなりません。
この会では、バレーボール型の学習になるように、学んでいるのです。

 現在の学校は、学ばなければならない情報が増える一方で、授業時間は減り学ぶ内容は高度になってきています。
手取り足取り教えていれば、いつまでも独り立ちできません。
学問をすればするほどおもしろくなる、そんな教え方が大切なのです。
 自分で考え、自分で学ぶような人に育てるにはどうするべきかを我々は学ばなければならないのです。


Iを伸ばして WEの世界へ  

 学校教育を取り巻く環境が大きく変化するなかで、学校経営そのものの困難さが増してきています。
いじめ、不登校等の問題が学校教育そのものを揺るがし、厳しい環境にある学校においては、その改善の糸口さえつかめない状況が読み取れます。
 そのようななか、鳴戸教育大の久我直人先生が、「子どもの意識と行動の構造」をもとに、学校教育再生のシナリオを作成し、それをもとに学校再生に取り組んでいます。この学校改善のシナリオは、生徒指導困難校だけでなく、多くの学校に適用可能なものであり、これからの教育の在り方を考える一つのモデルとして提案しています。
 
 人間は「自分への信頼」が全ての行動の原点になります。それが、友だち・教師との信頼に繋がり、学習意欲や生活規範にもつながっていきます。
 
 その「自分への信頼」は、保護者への信頼が土台になります。現在その土台が揺らいでいます。学校では、保護者に代わり一点突破でこの信頼感を培っていかなければ鳴りません。
 一点突破する事項は「聞く」です。人のことを大切に聞くことは、自己成長につながります。自己成長すると、人や社会と関われるようになります。聞くと言うことは、自分を大切にすることなのです。


お手紙の「変だ」「おかしい」を探そう(詳細はこちらへ)

子どもたちが主人公に同化し、主人公になりきって楽しく読める教材です。
楽しく何度も読んだり、役割演技をして表現したりすると良いと思います。
楽しい教材だからこそ、大事な部分は、しっかり読み取りの学習をしたいと思います。
好きな教材ならば、多少難しい事項でも追求していきます。
そして、子どもたちを賢い子どもに育てることができます。

大造じいさんとガン 時間経過(詳細はこちらへ)

時間の経過と事実の関係を正確に読むことで、
大造じいさんの気持ちを順を追って読み取ることができることが分かりました。
時間がなく具体的な話し合いはできなかったので、それを補足し、教科書の記述とそれぞれの位置関係を、時間の経過を考慮して絵に表してみました。

手袋を買いに(詳細はこちらへ)

小ぎつねは、どこで人間の手とキツネの手をまちがえたと気づいたのでしょう。
そして、どうして慌てなかったのでしょう。

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