光明版《柔軟の基礎を使った側転》Aの姿勢「首を立て体を止める」
Bの姿勢「重心が前に掛かり回転する」を活用する
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この動作を「吸い上げ」という。
呼吸と同時に手足をあげて準備ができていると大きな側転になっていく。
「足を上げる」ではなく「腰を上げる」
息を吸うときの胸の姿勢の結果、視線は斜め上を見る。手も体を吸い上げるように動かす。つまり、予備動作が無ければ、良い側転にはならない。
A
B
AB
振り上げた足を下ろす力により、体が前に動き出す。視線はすでに、着地する地点を見ている。
C
D
C〜F
片手を着く。
次の手が着くまで目はずっとマットの2本の手の真ん中を見つめ続けている。
E
F
G
G両手を着ける。
この際、視線は二本の手の真ん中を見続ける。これにより、倒立の姿勢と同じ姿勢ができあがる。
つまり、首が立つことにより、体が固定される。体が固定され倒れないから安心して倒れることができる。首が固定されると、その上の背骨のS字のカーブが下半身を安定して支えるので、膝も、足の指先もきれいに伸びることができる。
土台(首)〜支柱(背骨のS字)〜足の先まで、自分の意志でコントロールできる状態にある。そのため、ゆっくり回転することもできるし、足を大きく開いてきれいに回ることも意図的にできる。
H
H
回転の終盤になっても、目線がマットをとらえる。
このことにより、首が立ち、土台ができるので、足を意のままにコントロールし続けることができる。
また、残った手が体をしっかり押すので回転が続く。
I
I
回転が終わり両足が床に着くと、
回転力が無くなり体がぐらつく。
そうならないように、最後は手の回転力を使う。
写真の点線のように意識的に手を動かすことにより、体は安定され技の完成まで持っていくことができる。
しかし、演技の途中で手を意識することは難しい。
そこで、視線を写真のように手を回したい方向に向け、 視線で手をエスコートする。
練習するときは、図のようにマットにラインを引き、
手をつくのも、足を着くのもこのライン上で行うことを意識させる。
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